■最後(さいご)の波長(はちょう)「青紫色(あおむらさきいろ)レーザー」光(ひかり)の波長(はちょう)は、赤(あか)から紫(むらさき)へ向かう(むかう)ほどより短く(みじかく)なります。ブルーレイディスクに用い(もちい)られる「青紫色(あおむらさきいろ)レーザー」は光(ひかり)の原理(げんり)から考える(かんがえる)と可視光(かしこう)線(せん)の中(なか)では最後(さいご)にあたる光(ひかり)の波長(はちょう)で、これより短い(みじかい)波長(はちょう)を使用(しよう)すると、ディスクの原理(げんり)そのものを変え(かえ)なければならないと言わ(といわ)れています。つまり、ブルーレイディスクは家庭用(かていよう)光ディスク(ひかりでぃすく)の最終(さいしゅう)形(けい)といえるのです。■ディスク容量(ようりょう)を決める(きめる)要素(ようそ)ディスクメディアにおける記録(きろく)容量(ようりょう)は、どのような要素(ようそ)で決まる(きまる)のでしょうか。DVDもCDもブルーレイディスクも、面積(めんせき)は同じ(おなじ)12cmのディスクであるため、ほぼ同じ(おなじ)形状(けいじょう)です。同じ(おなじ)面積(めんせき)で記録量(きろくりょう)を増やす(ふやす)には、より密度(みつど)を高く(たかく)して記録(きろく)しなければなりません。例えば(たとえば)ここで、紙(かみ)に鉛筆(えんぴつ)で文字(もじ)を書きこむ(かきこむ)ことを考え(かんがえ)てみます。マス目(ますめ)のより細か(こまか)な原稿(げんこう)用紙(ようし)に、より、先(さき)のとがった鉛筆(えんぴつ)で書きこむ(かきこむ)と、一枚(いちまい)の原稿(げんこう)用紙(ようし)に書きこめ(かきこめ)る文字(もじ)の数(かず)、すなわち記録(きろく)容量(ようりょう)は増加(ぞうか)します。光ディスク(ひかりでぃすく)で原稿(げんこう)用紙(ようし)のマス目(ますめ)にあたるのが「トラックピッチ」といわれるものです。これに対(たい)し、筆記具(ひっきぐ)はディスク上(じょう)のレーザービームのスポットです。この2つの要素(ようそ)を高め(たかめ)たのが、ブルーレイディスクです。■約(やく)5倍(ばい)の高密度(こうみつど)記録(きろく)CDやDVDの赤い(あかい)色(いろ)のレーザー波長(はちょう)は650nm(ナノメートル)です。これに対(たい)し、ブルーレイディスクの青紫色(あおむらさきいろ)のレーザー波長(はちょう)は405nmとさらに短波長(たんはちょう)です。この青紫色(あおむらさきいろ)レーザーを使用(しよう)することにより、ビームスポットの微小(びしょう)化(か)を実現(じつげん)しました。さらに、光(ひかり)を絞りこむ(しぼりこむ)能力(のうりょく)に優れ(すぐれ)た高い(たかい)開口(かいこう)数(すう)(NA)のレンズを採用(さいよう)しています。DVDの0.6を上回る(うわまわる)0.85にまで光(ひかり)の密度(みつど)を高め(たかめ)、トラックピッチをDVDの半分(はんぶん)以下(いか)にしています。ブルーレイディスクではこのように、短波長(たんはちょう)の青紫色(あおむらさきいろ)レーザーを高(こう)開口(かいこう)数(すう)のレンズでギュッと絞り込む(しぼりこむ)ことにより、光(ひかり)スポット(焦点(しょうてん))面積(めんせき)を、DVDの約(やく)1/5にしています。その結果(けっか)、DVDの4.7GBに比べ(くらべ)て約(やく)5倍(ばい)にあたる25GBもの大容量(だいようりょう)記録(きろく)を実現(じつげん)できるのです。■1層(そう)25GB、2層(そう)50GBの大容量(だいようりょう)ディスクBSデジタルハイビジョン放送(ほうそう)の転送(てんそう)レートは最大(さいだい)24Mbpsです。このレートで送ら(おくら)れてくるデジタルデータを、2時間(じかん)連続(れんぞく)で記録(きろく)する場合(ばあい)に必要(ひつよう)な容量(ようりょう)は、およそ21.6GBです。ブルーレイディスクの開発(かいはつ)にあたっては、デジタルハイビジョン番組(ばんぐみ)をそのまま2時間(じかん)以上(いじょう)録画(ろくが)することが可能(かのう)である、この21.6GB以上(いじょう)の容量(ようりょう)を目指し(めざし)て開発(かいはつ)されました。その目標(もくひょう)を超え(こえ)て、ブルーレイディスクは単層(たんそう)で25GB、さらに記録(きろく)面(めん)に独立(どくりつ)層(そう)を設け(もうけ)た2層(そう)では50GBの容量(ようりょう)を実現(じつげん)しました。DVDなら最大(さいだい)10枚分(まいぶん)の記録(きろく)をすることができるのです。また、ディスクの記録(きろく)面(めん)を多層(たそう)化(か)することにより、さらに大容量(だいようりょう)のディスク開発(かいはつ)が進め(すすめ)られています。■信頼性(しんらいせい)を高める(たかめる)約(やく)0.1mmの保護(ほご)層(そう)ブルーレイディスクの厚さ(あつさ)はCDやDVDと同じ(おなじ)1.2mmですが、記録(きろく)層(そう)の位置(いち)が異なり(ことなり)ます。CDの記録(きろく)層(そう)は、レーベル面(めん)に近い(ちかい)0.1mmの位置(いち)にあります。CD-Rなどでレーベル面(めん)に書きこむ(かきこむ)場合(ばあい)、先(さき)のとがったペンを使用(しよう)しないように、と注意書き(ちゅういがき)があるのはこのためです。DVDでは、ちょうど真ん中(まんなか)の0.6mmです。対(たい)してブルーレイディスクでは、レーザー光(れーざーこう)が当たる(あたる)盤面(ばんめん)側(がわ)0.1mmの位置(いち)に記録(きろく)層(そう)があります。これは、ディスクの反り(そり)や傾き(かたむき)に対(たい)して、記録(きろく)層(そう)がレンズから近い(ちかい)ほうが、書きこみ(かきこみ)や読みだし(よみだし)エラーが少なく(すくなく)なるからです。■54Mbps〜72Mbpsの高速(こうそく)転送(てんそう)レートブルーレイディスクは、54Mbps(BD-ROM)、72Mbps(BD-R2.0、BD-RE2.0)の高(こう)転送(てんそう)レートを実現(じつげん)しています。転送(てんそう)レートとは、1秒(びょう)あたりにメディアへの記録(きろく)やメディアからの再生(さいせい)をデータ伝送(でんそう)する量(りょう)のことです。この数値(すうち)が高い(たかい)ほど扱う(あつかう)ことのできる情報量(じょうほうりょう)は多く(おおく)なります。BSデジタルハイビジョン放送(ほうそう)の転送(てんそう)レートは最大(さいだい)24Mbpsです。つまり、54Mbpsもしくは72Mbpsの転送(てんそう)レートを持つ(もつ)ブルーレイディスクは、ハイビジョン映像(えいぞう)に手(て)を加え(くわえ)ずに、余裕(よゆう)を持っ(もっ)てありのままの画質(がしつ)で録画(ろくが)・再生(さいせい)することが可能(かのう)です。■耐久性(たいきゅうせい)に優れ(すぐれ)たディスクブルーレイディスクは、きわめて高密度(こうみつど)であるため、ディスク開発(かいはつ)当初(とうしょ)は記録(きろく)面(めん)を保護(ほご)するカートリッジ構造(こうぞう)を採用(さいよう)していました。しかし、ハードコーティングの開発(かいはつ)が飛躍的(ひやくてき)に進み(すすみ)、指紋(しもん)やキズに対(たい)して既存(きそん)のメディアよりもはるかに強い(つよい)耐久性(たいきゅうせい)を得(え)ました。ハードコーティングされたブルーレイディスクはカートリッジを必要(ひつよう)とせず、CDやDVDと同様(どうよう)に使う(つかう)ことが可能(かのう)になっています。
お財布見せて…